Features contrAA® 800
多元素分析
キセノンショートアークランプはAASで使用される全波長域で連続スペクトル光を放射します。どの元素、波長でもソフトウェアでの選択により、簡単に測定することができます。これは非金属(ハロゲンや硫黄など)の分析に使用する分子バンド吸収も含まれます。より高濃度までダイナミックレンジを広げるために同時に他の波長を使用することが可能です。さらに連続光源は未知試料のスクリーニング分析も可能です。
キセノンショートアークランプの輝度は従来の光源(ホロカソードランプ)より非常に高いです。そのため、非常に良いSN比が得られ、検出限界が改善され精度がより良くなります。
多元素分析 — 特長
- 185nm~900nmまで全波長域の測定が可能
- 1つの光源で全元素測定
- 主波長以外の波長の使用
- アプリケーションの範囲を拡大:非金属や分子の測定
- ランプの調整や最適化の必要なし
- 低ランニングコスト
- 生産性の向上
高分解能光学系
高分解能分光器とCCD検出器により、contrAA 800はそれぞれのサンプルで高分解の吸収スペクトルが得られます。従来の原子吸光のモノクロメーターの100倍以上の分解能により、原子吸収ラインは自然な形と幅で表示されます。他の原子や分子の吸収による干渉は最小限に抑えられます。
高分解能光学系 — 特長
- 高分解能 – 干渉を抑え、より詳細に
- メソッド堅牢性の改善
- 優れた波長精度と再現性
- 抜群の処理能力 – 卓越したS/N比 – 検出限界
- 非常に優れた長時間安定性
HDスペクトル
高分解されたスペクトルにより、包括的な非常に詳細な情報が得られます。スペクトルの3次元表示により吸収線やスペクトルバックグラウンドの正しい補正が行われます。さらに、サンプル中に存在する他の元素についての情報が得られ、必要に応じて同時に定量できます。したがって、スペクトルもメソッド開発において重要なツールになります。
最新のソフトウェアによりデータ解析が容易なりました。自動バックグラウンド補正はベースラインの評価によりスペクトルバクグラウンドとランプ強度の変動を補正します。スペクトル干渉はマトリックス補正スペクトルを使用することにより簡単に補正できます。すべての必要な補正は、スペクトルにおいて同時に直接行われます。
HDスペクトル — 特長
- 全てのサンプル元素の定性分析
- 多元素同時定量
- メソッド開発を容易にする2D/3Dスペクトル
- 波長認識機能
- 干渉の警告
- バックグラウンドとスペクトル干渉の同時補正
ダイナミックモード
ダイナミックモードにより、サンプル中の濃度によって装置の動作範囲を自動的にあるいは手動で調整することができます。濃度領域として、最大5桁の濃度範囲の検量線を引くことができます。1つのメソッドでサンプル中の超微量と主成分を同時に測定できます。したがってcontrAAはICP-OESに近いダイナミックレンジを提供します。
´多数のサンプル希釈は過去の問題で、第2波長が存在しないとしても、より高濃度への適応が可能です。
ダイナミックモード — 特長
- 動作範囲の拡大
- 超微量から主成分の測定の検量線の連結
- 最大5桁の連続的な検量線
- サンプル前処理の簡易化 – 1つの溶液ですべての元素の測定
より詳しくは: テクニカルノート ダイナミックモード